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2024/10/11

山鹿の栗とウイスキー ― 秋の味覚と蒸溜技術の融合

食欲の秋、山鹿は栗のシーズンを迎えました。

西日本最大の生産量を誇る和栗の産地、山鹿市では、栗を使った料理やスイーツが街中で楽しめ、地域全体がこの季節の味覚を味わう喜びに包まれています。

今回は、山鹿の特産品である栗とウイスキーの関係についてご紹介します。

 

くまもと山鹿和栗スイーツフェア

 

熊本県は、栗の生産量で全国2位を誇ります。中でも山鹿市は、熊本県全体の生産量の3割以上を占め、西日本で一番の和栗の生産地として知られています。 山鹿の和栗は、その豊かな味わいで全国の有名洋菓子店やレストランから高い評価を受けている人気の特産品です。 特にスイーツ業界からの注目度が高く、今年11月には「全国モンブラン大会」が山鹿市で開催されます。昨年は栗の生産量全国1位の茨城県笠間市で初開催されましたが、そこで山鹿市の洋菓子店が見事優勝を果たしました。第2回目となる今年の大会では、地元開催での連覇が期待されています。

 

ウイスキーとスイーツの相性が抜群であることは、ウイスキーファンの間ではよく知られています。 特に、和栗の上品で優しい甘さとウイスキーの複雑で芳醇な香りが織りなす調和は、理想的なペアリングの一例と言えるでしょう。「栗 ウイスキー おつまみ」などのキーワードで検索すると、多くのペアリング例が見つかるほどです。

山鹿蒸溜所のウイスキーは、その優しい甘みが特徴で、栗を使ったスイーツとの相性は抜群です。ぜひ、栗スイーツと一緒に、私たちのウイスキーを楽しんでみてください。

 

栗とウイスキーのもう一つの関係、それは「栗材の熟成樽」です。一般的にはオーク材が使われますが、最近では栗の木を使った樽も注目されています。栗材にはポリフェノールやタンニンが豊富に含まれており、栗樽で熟成されたウイスキーは深みのある味わいが特徴です。渋味やほろ苦さが程よく、バランスのとれた豊かな香味を楽しむことができます。

山鹿蒸溜所でも、地元熊本県産の栗材を使った樽でウイスキーを熟成させる取り組みが進行中です。完成品を皆様にお届けできる日を、スタッフ一同心待ちにしております。将来的には、山鹿産の和栗材を使用した樽での熟成にも挑戦したいと考えています。

 

 

山鹿市の栗は、その豊かな風味と品質で多くの人々に愛され、全国的にも高い評価を受けています。山鹿の特産品である栗と私たちのウイスキーの融合は、今後さらに広がりを見せることでしょう。この秋、ぜひ栗スイーツとウイスキーのペアリングを楽しみながら、山鹿蒸溜所に想いを馳せていただければ幸いです。

 

来月、山鹿蒸溜所は竣工3周年を迎えます。

これからも皆様に喜ばれるウイスキーづくりに励み、地元の特産品を活かした新たな挑戦を続けてまいります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

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