ブログ
山鹿蒸溜所のコーポレートカラーとエンブレム
山鹿蒸溜所公式ブログにアクセスくださり、ありがとうございます。
今回は山鹿蒸溜所のコーポレートカラーとエンブレムについてのお話です。
山鹿蒸溜所の周囲は徐々に深緑に染まり、青空とのコントラストが美しい季節となりました。
蒸留所の中にも、深緑色がいたる所に見られます。
見学通路のパネルや、パンフレット、商品パッケージ、そして蒸留器にも。
この深緑色を私たちは「山鹿グリーン」と呼んでいます。
山鹿蒸溜所のコーポレートカラーです。
緑色を取り入れたポットスチルは、世界でも類を見ないのではないでしょうか。
熊本・山鹿の豊かな自然に育まれた、優しさと安らぎの酒質は、この山鹿グリーンの蒸留器から生まれています。
エンブレムは、山鹿市の伝統工芸品である山鹿灯籠のシルエットをモチーフにし、上部には山鹿蒸溜所の特徴的な蒸留器(ポットスチル)をあしらいました。
中央部分は樽をイメージし、YAMAGA DISTILLERYの頭文字YとDをシンボリックに配置しています。
室町時代から伝わる山鹿灯籠は、山鹿市の象徴。
灯籠師によって全て手作業で、和紙と糊だけで精巧に作られています。
この山鹿灯籠を頭に掲げて舞い踊る「山鹿灯籠踊り」の女性たちの姿が、山鹿蒸溜所の目指す「やさしく綺麗な味わいの中に凛とした芯の強さのあるウイスキー」の原型となっています。
山鹿の人々が大切に守り続ける灯籠のように、伝統的なウイスキーの製法をリスペクトし、長く愛される味わいを作り続けたいという想いを込めています。
エンブレムの上部にあしらったのは、山鹿蒸溜所の初溜釜の形です。
特徴的なバルジ型(ボールのように丸く膨らんでいる部分)と上向きに伸びているラインアームが象徴的です。
どちらも銅の触媒効果を最大限に利用し、綺麗で軽やかな原酒を作るために最適化された形です。
この初溜釜の形状をエンブレムにも取り入れることで、山鹿のウイスキーの軽やかな酒質を表現しています。
中心部はウイスキーの熟成樽をイメージしています。
山鹿蒸溜所の熟成庫内は空調管理をせず、山鹿の自然と共に熟成させています。
山鹿で蒸留し、熟成する。ウイスキーの伝統と、山鹿らしさの調和。
これらが合わさって、山鹿蒸溜所のエンブレムは完成しました。
ここ山鹿の地より、世界の人々を魅了するウイスキーを創造したい。
山鹿蒸溜所のエンブレムとコーポレートカラーには、約2年半前の蒸留所竣工時から変わらない、ウイスキー造りにかける私たちの想いが詰まっています。
蒸留所にご来訪の際は、ぜひエンブレムや山鹿グリーンを探してみてください。
また、各地のウイスキーイベントでは、山鹿グリーンのバナーとテーブルクロスを目印にしていただければと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。