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2024/05/11

山鹿蒸溜所のコーポレートカラーとエンブレム

山鹿蒸溜所公式ブログにアクセスくださり、ありがとうございます。

今回は山鹿蒸溜所のコーポレートカラーとエンブレムについてのお話です。

 

 

山鹿蒸溜所の周囲は徐々に深緑に染まり、青空とのコントラストが美しい季節となりました。

蒸留所の中にも、深緑色がいたる所に見られます。

見学通路のパネルや、パンフレット、商品パッケージ、そして蒸留器にも。

 

この深緑色を私たちは「山鹿グリーン」と呼んでいます。

山鹿蒸溜所のコーポレートカラーです。

緑色を取り入れたポットスチルは、世界でも類を見ないのではないでしょうか。

熊本・山鹿の豊かな自然に育まれた、優しさと安らぎの酒質は、この山鹿グリーンの蒸留器から生まれています。

 

 

 

エンブレムは、山鹿市の伝統工芸品である山鹿灯籠のシルエットをモチーフにし、上部には山鹿蒸溜所の特徴的な蒸留器(ポットスチル)をあしらいました。

中央部分は樽をイメージし、YAMAGA DISTILLERYの頭文字YとDをシンボリックに配置しています。

 

 

室町時代から伝わる山鹿灯籠は、山鹿市の象徴。

灯籠師によって全て手作業で、和紙と糊だけで精巧に作られています。

この山鹿灯籠を頭に掲げて舞い踊る「山鹿灯籠踊り」の女性たちの姿が、山鹿蒸溜所の目指す「やさしく綺麗な味わいの中に凛とした芯の強さのあるウイスキー」の原型となっています。

山鹿の人々が大切に守り続ける灯籠のように、伝統的なウイスキーの製法をリスペクトし、長く愛される味わいを作り続けたいという想いを込めています。

 

 

 

エンブレムの上部にあしらったのは、山鹿蒸溜所の初溜釜の形です。

特徴的なバルジ型(ボールのように丸く膨らんでいる部分)と上向きに伸びているラインアームが象徴的です。

どちらも銅の触媒効果を最大限に利用し、綺麗で軽やかな原酒を作るために最適化された形です。

この初溜釜の形状をエンブレムにも取り入れることで、山鹿のウイスキーの軽やかな酒質を表現しています。

 

 

中心部はウイスキーの熟成樽をイメージしています。

山鹿蒸溜所の熟成庫内は空調管理をせず、山鹿の自然と共に熟成させています。

山鹿で蒸留し、熟成する。ウイスキーの伝統と、山鹿らしさの調和。

これらが合わさって、山鹿蒸溜所のエンブレムは完成しました。

 

ここ山鹿の地より、世界の人々を魅了するウイスキーを創造したい。

山鹿蒸溜所のエンブレムとコーポレートカラーには、約2年半前の蒸留所竣工時から変わらない、ウイスキー造りにかける私たちの想いが詰まっています。

蒸留所にご来訪の際は、ぜひエンブレムや山鹿グリーンを探してみてください。

また、各地のウイスキーイベントでは、山鹿グリーンのバナーとテーブルクロスを目印にしていただければと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

それではまた次回のブログでお会いしましょう。

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